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2015年10月14日 (水)

◇ピアフ生誕100年 「語り」と「歌」のコンサート

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今年最後にして一番たいせつなイベントのお知らせです。

今年の3月にピアフ生誕100年を記念して、『エディット・ピアフという生き方』を出版。

あれから半年が経ち、さまざまなめぐり合わせで、なんとピアフの誕生日の12月19日に、「語り」と「歌」のイベントを開催することになりました。

詳細をご覧のうえ、ぜひぜひ、いらしてください!

きれいなサイトもできました。

http://piaf1219.com/

クリックするのが嫌な方、詳細はこんな感じです↓

エディット・ピアフ生誕100年 語りと歌のコンサート

世紀の歌姫エディット・ピアフは、100年前の19151219日、パリに生まれました。

ピアフを熱愛する作家・山口路子はピアフ生誕100年の今年3月に「エディット・ピアフという生き方」を出版。

ピアフが残した言葉とともに命がけで生きることの魅力を描き出し、多くの人の心をつかんでいます。

出版から間もない春のある夜、「エディット・ピアフ賞」受賞者である歌手・黒川泰子と出会い、ピアフの歌にかける想いで共鳴、歌と語りのステージの構想が生まれました。

今年の12月19日はピアフ100歳の誕生日!

「エディット・ピアフという生き方」でふれた、ピアフの人生と関係の深い歌を、山口路子の語りに導かれて、黒川泰子が歌います。

――人は心の片隅で「それでも信じたいもの」を握りしめている。そこにピアフが響く――

情熱の化身のようなピアフの魅力たっぷりのステージ、ピアフの誕生日に濃密なひとときをご一緒しましょう。

■日時:20151219日(土曜日)18002000

■チケット:5000円(1drinkつき・税込)

■会場:LA MANDA(ラマンダ)自由が丘 南口徒歩2

http://www.lamanda.co.jp/

152-0035 東京都目黒区自由が丘176  TEL03-3724-9959

■お電話でのお問い合わせ:(株)オンリーハーツ TEL 03-3234-5105

■メールでのお問い合わせ&お申しmy.orange@zels.co.jp

■語りと歌のコンサート 公式サイト:http://piaf1219.com/

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2015年10月 6日 (火)

◆中田耕治先生のアナイス・ニン

Fullsizerender中田耕治先生の講座に千葉まで出かけた。4か月ぶり。

テーマが「アナイス・ニン」だというのだから、どんなことがあっても行きたい、と一週間くらい前からずっと緊張していた。

読み返した本は「エロス幻論」。「中田耕治コレクション4」として刊行されたこの本には、ロレンス、アナイス・ニン、ヘンリー・ミラーという私が強い関心をもつ3人について先生が書かれたものが集められていて、刊行は1994年。私が28歳のとき。

私のアナイス熱はたしかにこの本がきっかけだった。

だから、とてもとても大切な本。

外の晴れた空が教室の半分くらいに入ってきているような空間で、先生は最初におっしゃった。

「アナイス・ニンを最終的に論じます」

私はその瞬間、ほとんど泣きそうだった。ああ、この感覚。「それ」について考えることに一ミリも疑問を抱かないで集中できる感覚。

こういうのがないと、真の意味では私は生きていけない。どんなに、この感覚を渇望していたか、私はそのことを強く知って、貴重な瞬間にいま自分がいることを強く感じていた。

90分、夢中だった。

ヴィクトリア朝のイギリス、女性がもっとも熱心に読んだのはポーノグラフィ……ラファエル前派の画家たちが描いた衝撃的なものとは……ピアズリー、オキーフまで……

私は夢中でノートに先生の言葉を書いた。

ずっとずっと、中田耕治先生の講義で、私はノートをとることを禁止していた、自分に。軽井沢から通った文学講座でもノートをとったことはなかった。

講義中は、先生の生きた言葉を全身で受け取ることに集中する、そのことに意義があると信じていたからだ。

けれど、今回は記録しておきたかった。先生の「アナイス・ニンを最終的に論じます」がそうさせたのかもしれない。

先生が語るアナイスはやはり魅力的だった。私もアナイスのようにあらゆることに挑みたい、というあのシーズンの気持ちを取り戻したい。

そしてなにより、書くことを諦めない。諦めるというのは、書かないということではなく、諦めながら作品を書かないということだ。どんな表現形式のなかでも自分でしか表現できないことを表現する。

その夜は頭が冴えてしまって眠りがこなかった。頭の芯が冴え冴えとしていて、私は少しだけ自分の可能性を、ほんの少しだけど、久しぶりに感じることができた。

今、このことは書き残しておきたい、とこの文章を書きながら、「師」と心から嘘偽りなく思える人に、人生で出逢えたことの幸運を、あらためてかみしめている。

シンプルな言葉が、胸に残っている。

「よく見てると、いろんなことがわかります」

私は「よく見る」ということを、していなかったように思う。ここのところずっと。だからいろんなことがわからなかったんだということに、先生の言葉で気づいた。

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