▽アクトレス
ジュリエット・ビノシュが好きだから、忙しさの間を縫うようにして、珍しくひとりではなくお友達と観に行ったヒューマントラストシネマ有楽町。
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ジュリエット・ビノシュが好きだから、忙しさの間を縫うようにして、珍しくひとりではなくお友達と観に行ったヒューマントラストシネマ有楽町。
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エディット・ピアフ生誕100年記念コンサート 熊本公演のご報告です。
ごきげんよう。もうだめ…ばた…的な日々が猛スピードで過ぎて、気づけば12日間もみなさまにお会いしていませんでした。けれど、ときにはこんなふうに離れ離れになるのもよいかもしれませんわね。だって、ほら、こんなに新鮮。
雨の東京、みなさまはいかがおすごしでしょうか。
今日は「エディット・ピアフ生誕100年記念コンサート 熊本公演」のご報告。
熊本で、ピアフ。ひとことで言えば、とってもビビットな体験でございました。
私、これからライフワークのひとつにしていこうと思っている「語りと音楽」のこと、とても好きだと思ったわ。
朗読って、通常のトークイベントとぜんぜん違って、なにか……まったく別世界にいるみたいな感覚になって……アブナイ、あるいは、イケナイ恍惚が……あるみたい……。
熊本のみなさまは殿方もご婦人も、とってもあたたかかった。
私、みなさまのあたたかさにふれて、もっとよいひとにならなくっちゃ、って思ったくらい。
というわけで本日の言葉のプレゼントは、もちろんピアフから。
最後の最後、南フランスで療養しながら、もう立てないくら
いの状態で、それでも次の仕事の計画に夢中だったころの言葉。
「みんなが忘れようとしても忘れられないステージにするために磨きをかけなくちゃね」
ええ。すっかりその気になっている私なのでございました。もともとその気になりやすいのよ。12月18日の銀座シグナス、12月19日の自由が丘ラマンダ、12月28日のサントリーホール、全部の力を注ぐ気概だけはあるのでございます。
写真は書店でのトークイベントの様子、ドルチェでの公演の様子はピアニストで主催者の大羽洋子さんと。(目を閉じているのは洋子さんの演奏にうっとりとしているのよ)。
それから、くまもんと花束はあたたかな方々からのプレゼント。
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年末のスペシャルイベントのお知らせです。
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昨夜は、いろんな出来事が頭をかけめぐってなかなか寝つけずに、ようやく眠りに落ちたと思ったら、嫌な、ほんとうに嫌な、夢を見た。
泣きながら目を覚ますなんて悲しすぎる、って言ったのはメイ・サートンだったかな。
朝いつもの時間に娘の朝食とお弁当を準備して、それからソファで長い午前中、ジャクリーンの言葉を考えていた。
『ジャクリーン・ケネディという生き方』のラストにもってきた彼女の言葉。
***
絶対に変わらないのは、不変なものは何もないという事実だけよ。
だから、何にも、誰にも頼ることはできない。
頼れるのは自分自身だけ。
これがつらい思いをして私が学んだことよ。
***
夫、ケネディの暗殺、子どもたちが襲われることへの恐怖、その後世界的大富豪のオナシスとの再婚、世間からのバッシング、オナシスとの死別……。
そういうことを経験した彼女のこの言葉は、ずっしりとした重みをもっている。
私は彼女の経験に比べれば、経験にうちに入らない、と言われるようなそんな程度の経験だけれど、私なりにしてきていて、ジャクリーンのこの言葉に共鳴した。
絶対に変わらないのは、不変なものは何もないという事実だけなんだよ。
これを今日は胸に痛いくらいに深く深く刻もうと思う。
変化した事柄に対して、自分のことを棚に上げて、絶望することがないように。
ジャクリーン・ケネディ。
評判がよくない本だけど、私はやっぱり、この本が好きだし、ジャクリーン・ケネディも好きだ。
彼女は苛酷な人生を与えられたけれど、そのなかで自分の幸福を脅かすものたちと闘い続けたんだもの。
私も自らの幸福を脅かすものたちと闘わなければ。
ようやく、精神のゆらぎ、暗闇から少しずつ抜け出すことができているんだから、闘わなければ。
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ピアニストの大羽洋子(おおばようこ)さんからメールをいただいたのは、9月7日のことだった。
そこにはピアフ生誕100年に、自分のできることをしたいと思っていること、私の本『エディット・ピアフという生き方』に感動したということ、フランス、国立図書館で開催された「ピアフ展」にも行ったことなどが書かれていた。
そして洋子さんにお会いした。
彼女は生誕100年の年にピアフに捧げるコンサートを開きたいと考えていて、私に一緒にそれをしないかと誘ってくれた。
ちょうど黒川泰子さんとのコンサートの話を進めていたときだった。
「語り」と「音楽」。
これをこれからの活動に加えてゆきたいと思っていたときに、嬉しいお話だった。
大羽洋子さんがそのときにおもちになった本、『エディット・ピアフという生き方』、ぼろぼろだった。
ページがたくさんたくさん折られていた。
私のアナイス・ニンの本みたいになっているそれを見て、私は胸が熱くなった。
大羽洋子さんゆかりの地、熊本でコンサートがあります。
また、その前日、書店でのトーク&サイン会があります。
お近くの方はご連絡くださいね。
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