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■アナイス■「過剰なものを愛す」2009.7.28

Anaisimageswz6fzp26「1933年2月 わたしは恍惚だけを求めて生きたい。

少量ずつとか、中庸の愛とか、すべてほどほどといったものは私をつめたくしてしまう。

わたしは過剰なものが好きなのだ。

郵便配達の背中が痛むほど大量の手紙、表紙からはみ出すほどの本、温度計が破裂してしまうほどのセックス」

発表することを意識していなかったはずがないから、読まれることを充分に意識して書いていただろうけれど、それでものびやかに、ブレーキをかけることなく、生き生きと描いているようすが伝わってくる。
大好きなアナイスの本を読んでいたら、泣けてきた。

まったく。作品を発表するということは、そういうことがあるということだと知っていても、悪意のある情報をわざわざ届けられたりすると、一日がどんよりと重くなる。

私も、少しずつとか、ほどほどが嫌いだ。私も過剰なものが好きだ。そして、もうたくさん、と一度でいいから言ってみたい。

また雨が降り出した。風がなく、まっすぐに降っているそんな音が、暗闇のなかでしています。

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