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■■混乱が個人的な世界を覆っている■■2010.4.10

舞台をすべて演出し、コントロールしているのは、たしかに私かもしれない。だが、その私もまた、この舞台の上で踊っているのだ。

そしてそのために、私は信念と夢を捧げている。

この芝居は私の信念があればこそ、成り立っている

全世界を覆うこのペシミズム、この沈潜に関わることを、私は断固拒否する。目には目隠しを、耳には耳栓をする。殺されるのなら、踊りながら殺される

アナイス・ニンにすがる朝。

混乱が我が世界を覆っている。

混乱混乱混乱。自分が演じているあらゆる役柄の、それぞれの世界から、ささいな、けれどとどめにもなり得る矢が飛んでくる。

矢を飛ばしている本人は、まったくそのつもりがなく、ときにそれは愛情からですら、あり得る。そこがなんともかなしい。


そして、矢を受けながら、自分もあらゆるところに、矢を飛ばしているに違いない、と確信し、消えてなくなりたくなる。


こういう内省的な悲観的な自己陶酔的なのは今の時代、はやらない。


はやらないのだからすぐさまそんなのをやめて、時代の流れとともに、穏やかに心地よく、自嘲気味にほほ笑みながら、流されてゆけたらいいのに。


こういう気分のときは、さびしさとは無縁だ。

ひたすら、生まれ出てきたままの状態、死んでゆくときの状態にたゆたい、思考を停止していたい。

わりとよいかんじなのだろう。こういう状態のときは、原稿がすすむのだから。

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